ここまで、3回のレッスンを通して、仕訳の役割やルールを理解していきました😊
この記事も含めた仕訳シリーズ(全4回)では、仕訳の意味やルールを解説しています🎵
人生初の決算を終え、ひと段落したハニー姫🐰✨
お付きのウリまるの教えのもと、仕訳を1から学んでいるところです✍
みるみる分かる!勘定科目の定義とは?
勘定科目って何?仕訳例で見てみよう
それがこちらです!
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
機械装置 | 1000万円 | 現預金 | 1000万円 |
こちらは、1000万円の機械装置を購入した時の仕訳です✍
この仕訳の中にある、借方の「機械装置」、貸方の「現預金」が勘定科目なんです✨
勘定科目の役割とは?
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
機械装置 | 1000万円 | 現預金 | 1000万円 |
🔸借方(左)
→ 資産(機械装置)が1000万円増えたことを表す
🔸貸方(右)
→ 資産(現預金)が1000万円減ったことを表す
※ 資産や負債等が増えた・減った場合に、借方・貸方のどちらに書くのかはこちら(↓)で解説😊
もし、仕訳に「資産」としか書かれていなければ、
「有価証券(資産)を売って1000万円の現預金(資産)をゲットした」とも
「1000万円分の売掛金(資産)が現預金(資産)として入金された」とも読めてしまうんです!😲
そこで、勘定科目の出番です!
勘定科目は「どんな資産が増えた(減った)のか?」を詳しく教えてくれるのです✨
勘定科目を使えば、具体的な活動内容を決算書にも反映できるようになるんですね😊
このように、決算書の5グループ(資産・負債・純資産・収益・費用)を、項目ごとに詳しく表した名称のことを勘定科目といいます✨
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どんな種類がある?【頻出】勘定科目一覧でチェック!
資産(貸借対照表)
🔸現金及び預金
🔸受取手形
🔸売掛金
🔸棚卸資産(材料、仕掛品、商品、製品…とさらに細かい分類が使われることも多い)
🔸未収入金
🔸繰延税金資産(流動)
🔸建物
🔸機械装置
🔸土地
🔸のれん
🔸投資有価証券
🔸敷金
🔸繰延税金資産(固定)
負債(貸借対照表)
🔸支払手形
🔸買掛金
🔸未払金
🔸未払法人税等
🔸前受金
🔸社債
🔸退職給付に係る負債
🔸繰延税金負債
純資産(貸借対照表)
🔸資本金
🔸資本準備金
🔸自己株式
🔸為替換算調整勘定
🔸新株予約権
収益(損益計算書)
🔹売上高
営業外収益
🔹受取利息
🔹受取配当金
🔹為替差益
特別利益
🔹固定資産売却益
費用(損益計算書)
🔹売上原価
🔹広告宣伝費
🔹給料手当
🔹賞与引当金繰入額
🔹退職給付費用
🔹地代家賃
🔹研究開発費
🔹水道光熱費
🔹交際費
営業外費用
🔹支払利息
🔹支払手数料
🔹為替差損
特別損失
🔹減損損失
🔹投資有価証券評価損
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仕訳と決算書で使われる勘定科目の違いとは?
企業によって勘定科目の名称が異なることも
「この名前を使わなくてはならない」というルールは、勘定科目には無いんですね😊
企業ごとに、内容をきちんと表せる勘定科目名を選んでいるのです。
仕訳と決算書では使われる勘定科目が異なることも
たとえば、
為替差益(収益)と為替差損(費用)の金額を相殺した上で決算書に表示したり、
受取手形(資産)と売掛金(資産)を「受取手形及び売掛金」と1つにまとめて表示したりします。
さらに、
決算書は、仕訳で使う勘定科目をベースにして作られるものの、
決算書にまとめ上げる過程で勘定科目の集約や名称変更などが行われているのです✨
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まとめ
1.決算書の5グループ(資産・負債・純資産・収益・費用)を、項目ごとに詳しく表した名称のことを勘定科目という。
2.5グループをより具体的に言い表した勘定科目を使うことで、企業の活動の実態が見えやすくなる。
3.決算書に表示する上では、仕訳で使われていた勘定科目を集約したり名称を変更したりすることがある。