この聞きなれない言葉「売掛金(うりかけきん)」「買掛金(かいかけきん)」とは、どんな意味なのでしょうか?
その謎を解明すべく、人気スマホ「くまフォン」を販売するくま美の店をのぞいてみましょう。
売掛金って何?
売掛金誕生の瞬間
このように、
● 商品を引渡したけれども
● 販売代金は後日払ってもらう約束になっている
という時、この受け取っていない販売代金のことを売掛金と呼びます。
お店側からすれば、販売代金を受け取る権利と言うこともできますね😊
このように、代金を受け取らないままお客さんに商品(くまフォン1個8万円)を引渡し、販売が成立した瞬間、くま美の店には売掛金8万円分が誕生するのです🌟
企業から企業へ商品が販売されるケースでは、商品を渡してから販売代金が振り込まれるまで何ヵ月もかかるのは珍しいことではありません。
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売掛金はいつ消えるの?
1ヵ月後。
後日払いの約束となっていた販売代金を受け取ると、その金額だけ売掛金が消えます。
くま美の店では、支払われていなかったくまフォン代8万円を受け取ったことで、売掛金が8万円減ったのです。
買掛金って何?
買掛金が生まれる時
今度は、商品を買う立場に立って考えます😊
● 商品を受け取ったものの(仕入は終わったものの)、
● 仕入代金は後日払う約束になっている
という時、このまだ支払っていない仕入代金のことを買掛金といいます。
仕入代金を支払う義務と言うこともできますね。
今回、くま美の店では、くまフォン(1個5万円)を30個仕入れたので、150万円(=5万円×30個)の買掛金を負うことになったのです。
ちなみに、買掛金という呼び方は、商品やその材料を仕入れる場合に使います。
それ以外のモノを購入した場合は、未払金という名前を使います。
買掛金はいつ消えるの?
考え方は、売掛金と同じです!
後払いとなっていた仕入代金を支払ったとき、その分だけ買掛金が消えます😊
このとき、くま美の店では買掛金が150万円分減りました。
売掛金残高・買掛金残高の意味とは?
売掛金残高、買掛金残高とは、売掛金や買掛金が全部でどの位残っているかを表す金額です。
たとえばくま美の店では、お客さんに商品(1個10万円)を引き渡したものの、まだ代金を受け取っていないものが3個あります。
この時点で、くま美の店の売掛金残高は、10万円×3=30万円です。
このうちの商品1個分の代金が入金されると、売掛金残高は、30万円-10万円=20万円に減ります😊
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まとめ
1.お客さんに商品を引き渡したものの、販売代金は後日払ってもらう約束になっている時、この受け取っていない販売代金のことを売掛金という。
2.仕入先から商品を受け取ったものの、仕入代金は後日払う約束になっている時、このまだ支払っていない仕入代金のことを買掛金という。
3.売掛金や買掛金が全部でどの位残っているかを表す金額を、売掛金残高、買掛金残高という。
こちら(↓)で、売掛金、買掛金のことをより詳しく解説しています😊