今回のテーマはごぞんじ、売上高です✨
人気スマホ「くまフォン」を販売するくま美と一緒に、売上高の本当の意味を探っていきましょう!
売上高ってどんな収益?意味をチェック!
売上高に含まれるのは○○の収益のみ!
…ちょっとちょっとくま美さん💦それ、全部が売上高ってわけではないんですよ(汗)
売上高とは、
本業から得られる収益のことです✨
くま美さんのお店の本業は、くまフォンを販売することです。
つまり、売上高に含まれるのは、くまフォンを販売して受け取った代金のみなのです。
多くの企業は本業以外にも様々な収益源をかかえていますが、収益の大半は売上高で占められています。
成長著しいと言われる企業は、売上高の伸びに勢いがありますね!
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売上の別名「トップライン」とは?
売上高をトップラインと呼ぶことがあります。なんだか、かっこいい呼び方ですね✨
その名の通り、
◎ トップ=一番上
◎ ライン=行
という意味です。
売上高は、損益計算書(※)の一番上の行に記載される項目です。
(※)利益を計算する決算書のこと。
損益計算書では、一番上の売上高を始点とし、そこから下に行くにしたがって、費用を引いたり、その他の収益を足したりすることで利益を計算します😊
すぐにお金が入ってくるとは限らない…!
売上高は、企業が手にするお金の源です💰
とはいえ、売上高が上がったからといって、すぐさまお金が増えるワケではないんですね。
なぜなら、
売上高を認識するタイミング = 販売代金が入ってくるタイミング
…ではないからです!
たとえば、モノを売る業種であれば、「商品をお客さんに渡したときに売上高を認識する」というルールを定めていることが多いです。
もし、そのタイミングで販売代金を受け取っていなければ…
「売上高があがっていても、お金は入ってきていない💰」
という状態になります。
企業同士の販売であれば、商品を渡してから数か月後に代金が支払われることは珍しくありません。
個人への販売であっても、クレジットカードが使われれば、販売から決済されるまでにある程度の期間があきますね😊
どのタイミングで売上高があがるかは、商品の特性によって様々✨
たとえば、(↓)このようなタイミングで売上があがる商品も多いですね。
🔸 工場から出荷される時点
🔸 お客さんの検査に合格した時点
🔸 工事の進み具合に応じて少しずつ売上をあげていく(工事が必要な商品)
販売代金の受け取りが遅れてしまうと…
ということも起こりうるのです。
販売代金をいつ受け取ろうが、仕入れやお給料の支払いによって、毎月お金は出ていってしまいますからね(;^_^
売上と利益の違いって?
おやおや?くま美さん、売上高と利益の境界があいまいのようですね。
似ているようで全く性質が異なるのが売上高と利益。
2つの違いは、こちらの計算式を見れば一目瞭然です✨
利益 = 収益(主に売上高)- 費用
売上高を含む収益(入ってくるお金のモト)から費用(お金が出ていくモト)を引いたものが利益です。
この利益が、様々な活動を通して企業が増やすことができたお金のモトとなります。
どんなにたくさん売上高を稼いだとしても、費用をたくさん使ってしまえば利益は少なくなってしまいます💦
ちなみに、「売上高からいかに効率的に利益を得ているか」を測るものさしが利益率です😊
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売上高の計算方法を見てみよう
ということは、今週のくま美さんの店の売上高は…
10万円 × 80個 = 800万円
ですね😊
このように、売上高はシンプルなかけ算で計算できます。(商品数に応じて、計算式は長くなっていきます)
売上高 = 商品の単価 × 販売数
つまり、売上高を増やすためには…
🔸 単価を上げる
🔸 販売数を増やす
このどちらかの方法を取ればいいのです。
……まぁ、難しく考えなければ、こう言えますね(;^_^
実際には、商品の品質を変えずに単価を上げると、企業によって差はあれど、売れ行きが鈍くなってしまうことが多いです。
一方、販売数を増やすには、単価を下げる戦法が効果的だったりもします。
では、売上高を増やすために、実際に企業が取っている戦略を一部ご紹介しますね✨
🔸 商品の品質を改良して単価を上げる
→その分、商品を作る費用もかかりますね。いかに消費者にとって魅力的な商品を作り、客離れを防ぐかがポイント!
🔸 値下げして販売数を増やす
→値下げによる売上高押し下げ効果以上に、販売数増加による売上高押し上げ効果を生むことができるかがポイント!
どちらも一長一短ある戦略で、結果的に利益が減ってしまうリスクも大いにあります😨
たとえば2つ目の戦略をとった場合、値下げが中途半端だと、かえって売上高減少を招いてしまうこともあります。
いかに戦略に尖ったところがあり、それによって他社と差別化が図れるか…
売上高を増やすためには、数字では測り知れない要素が大いに含まれていますね✨
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まとめ
1.売上高とは、本業から得られる収益のこと。
2.売上高を認識するタイミング = 販売代金が入ってくるタイミング、というわけではない。商品の特性によって、売上高があがるタイミングは様々である。
3.売上高を主とする収益から費用を差し引いた結果、残ったものが利益となる。