【はじめて学ぶ】粗利とは?わかりやすく簡単に解説!計算方法や読み方も

 

くま美
私のお店の粗利を計算したいの💗

 

人気スマホ「くまフォン」を販売するくま美と一緒に、粗利のことを学んでいきましょう😊

 

粗利って何て読むの?

くま美
粗利の読み方?もちろん分かるわよ!「ソリ」よ!

 

粗利のとっつきにくさの1つに、読み方が分かりづらい問題があります。

 

粗利は、「アラリ」と読みます!

粗利益であれば、「アラリエキ」ですね(意味は同じ)。

 

 

「ソリ」ではないので、ご注意を!

 

くま美
ずっと、「ソリ」って言ってた……

 

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粗利の意味と求め方をチェック!

くま美
よーし!チャチャチャッと粗利を計算しちゃいましょ!

 

粗利は利益の1つ

粗利を理解するための大前提、それは…

 粗利は利益の1つである

ということです。

 

つまり、利益の公式である

 利益 = 収益 - 費用

によって計算されるのです😊

 

粗利を理解するためには、この計算式の収益費用に何が含まれるか?を押さえることがとっても大切です✨

次のパートで詳しく見ていきましょう!

 

粗利は販売された商品そのものから生まれた利益

粗利とは、販売された商品そのものから生み出された利益のことです。

 

これを利益の計算式( ↓ )に当てはめてみましょう😊

 利益 = ① 収益 - ② 費用 

 

① 収益

→ 販売された商品そのものから生まれる収益

商品を販売することで受け取る収益売上高

 

② 費用

→ 販売された商品そのものにかかる費用

販売された商品を仕入れたり作ったりした時にかかった費用売上原価

 

 

つまり、粗利とは商品の売上から、その商品の仕入代や製造代を差し引いた利益のことです。

粗利の計算方法

  粗利

= 売上高(商品を販売することで受け取る収益)

- 売上原価(その商品にかかっているコスト)

 

商品を宣伝するコストや、店舗で販売するための人件費などは、この計算式に含みません!

諸々の経費を差し引く前の、商品そのもののみから生み出されたおおもとの利益が粗利なのです。

別の言い方をすれば、粗利をしっかり稼がないと、その他の経費を払えるだけの余裕がなくなってしまいます

 

 

ちなみに損益計算書(利益を計算している決算書)では、粗利は売上総利益という名前で表されます。

利益のおおもととして、損益計算書の一番最初(上)に出てきます😊

 

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簡単な計算例で理解を深めよう♬

ここは、「くまフォン」を販売するくま美の店です😊

 

この1か月の収益と費用の状況はこちら です✨

 ~1か月の収益(〇)と費用(★)~

 〇 売上高  300万円(くまフォン30個分の販売代金)

 〇 預金の受取利息 5円

 ★ 売上原価 150万円(販売したくまフォン30個分の仕入代)

 ★ お店の家賃 25万円

 ★ 販売員さんへのお給料 50万円

 

では、この1か月の粗利の金額を計算してみましょう!

くま美
助かっちゃうわ~💗

 

 

分かりましたか?😊

 

この中で、商品そのものから生まれる収益とは、くまフォンを販売したことによって受け取る売上高300万円です。

預金の受取利息5円は、くまフォンから生まれる収益ではありませんね。

 

また、商品そのものにかかる費用は、くまフォンの仕入れ代である売上原価150万円です。

家賃や販売員さんへのお給料もくまフォンの販売に必要な費用ではありますが、くまフォンそのものにかかっている費用ではありませんね。

 

ということで、この1か月の粗利は…

 300万円-150万円=150万円

となります✨

 

くま美
計算してくれてありがとう🎵

 

 

たとえば、製造業なら?飲食店なら?

商品そのものから生まれる収益(=売上高)よりも、商品そのものにかかる費用(=売上原価)の方がイメージがわきにくいかもしれません。

また、業種によって内容に違いが出やすいのも後者の方です。

 

 

ひよ子
製造業と飲食店の例を見てみましょう🎵

 

製造業のケース(商品を作っている企業)

商品そのものにかかる費用(=売上原価)には、商品を作るためのコストが含まれます。

たとえば、商品を作るための材料費、商品を製造している人へのお給料、商品を製造する工場で消費している光熱費などです😊

 

製造業の粗利は、

 製造業の粗利 = 商品の販売代金- 商品を作るための各種コスト

と計算できます。

人手不足で人件費が増えたり、為替の動きなどで材料費が高騰すると、粗利が縮まってしまいます。

 

飲食店のケース

レストランや居酒屋のような飲食店の商品とは、お客さんに提供される食べ物や飲み物のことです。

つまり、商品そのものにかかる費用(=売上原価)には、食べ物や飲み物の仕入れ代が含まれます。

 

ということは、飲食店の粗利は…

 飲食店の粗利 = 商品の販売代金- 商品の仕入代

と言えますね😊

 

たとえば、天候不順で野菜価格が高騰したり、酒税法改正でアルコール仕入代が上がったりすると、粗利が小さくなりやすいです。

 

 

企業によっては、売上原価が小さい分、そのほかの経費が大きい(一部のIT企業など)ところもあります。そのような企業では、粗利が大きくなりやすいです。

このように、業種によって、粗利が表す意味合いも変わってきますね。

 

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まとめ

1.粗利は「アラリ」と読む。

2.粗利とは、販売された商品そのものから生まれた利益である。

3.粗利の計算式はこちら(↓)

粗利 = 売上高(商品を販売することで受け取る収益)- 売上原価(商品そのものにかかったコスト)

 

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