【はじめて学ぶ】仕掛品とはどんな意味?棚卸資産との違いは?

 

くま美
決算書って見慣れない単語が多いのよね~「仕掛品」とか読み方も分かんないし…ブツブツ…

 

何やらくま美さんを困らせているのが、「仕掛品」という会計用語😲

こちらの基本的な意味を押さえて、決算書への苦手意識を減らしていきましょう✨

 

そもそも読み方は?

くま美
そうそう、読み方からしてよく分かんない💧

 

仕掛品の読み方は、「しかかりひん」です😊

 

くま美
売掛金とか買掛金とか、「掛」の字って決算書によく出てくるよね~

 

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仕掛品の意味とは?

では、本題の仕掛品の意味をチェックしていきましょう😉

 

仕掛品のキホンの意味を押さえよう!

仕掛品とは、棚卸資産の種類の1つです。

このように、棚卸資産は複数の項目に分類されています。

🔸商品、製品

🔸半製品

🔸仕掛品

🔸原材料

🔸貯蔵品

 

決算書では、「棚卸資産」という総称ではなく、上記のような具体的な名称で表示されることが多いですね😊

 

製造業の会社であれば、このうちの原材料を使って加工することで、製品に仕上げていきます。

このとき、加工は始まっているものの、製品に仕上がる前の状態の品仕掛品と呼ばれます。

(ちなみに、半製品もこの定義に当てはまりますが、半製品は外部への販売が可能な状態のものを指します。一方、仕掛品は工程の途上にあるため、まだ販売できる状態にはなっていません)

 

 

ぬいぐるみ会社だったら…何が仕掛品になる?

たとえば、くま美さんをモデルにした、くまのぬいぐるみを作っている会社があったとします😊

 

くま美
とびきりキュートに作ってよね!

 

さて、この会社の決算日となりました。棚卸資産の現物を数えてみましょう(棚卸)!

この会社では、どんな棚卸資産が出てくるでしょうか?

 

まず、ぬいぐるみを作るために使う糸、布、綿、ボタン…これらは原材料の残高を構成します。

 

ぬいぐるみ作りの工場に行くと、まだ耳や目を縫いかけているぬいぐるみがありますね。

 

くま美
ちょっとちょっと~💦

 

このように、加工の途中にあり、まだ販売できる状態になっていないモノ仕掛品に含まれます。

 

その横の倉庫の中をのぞいてみると、縫い付けが終わり完成したぬいぐるみが並んでいますね。

こちらが製品に含まれます🐻

 

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まとめ

1.仕掛品は棚卸資産の種類の1つ。この他、棚卸資産には商品、製品、半製品、原材料などがある。

2.仕掛品とは、加工の途中にあり、まだ製品として仕上がっていないもの(販売できる状態になっていないもの)のことを言う。

 

まるわかり!「棚卸資産とは?」完全マニュアル:種類・評価損・売上原価との関係・増加理由・回転期間など

2017年12月12日

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