今回のテーマは、基本の販管費✨
販管費の読み方から、意味、内訳まで、基本知識を学んでいきましょう😊
まずは販管費の読み方をチェック!
販管費とは、販売費及び一般管理費(はんばいひ および いっぱんかんりひ)の略称です😊
なので、会話では短く「販管費」と呼ぶことが多いですね。
販管費の読み方は、「はんかんひ」です😉
販管費の意味とは?主な内訳をおさえよう!
販管費の基本の意味をチェック
販管費は、本業の商売活動に必要な費用の1つです。
たとえば、パン屋さんであれば、本業(パンの製造・販売)に必要な費用には、
🍞 小麦粉(パンの材料)の仕入代
🍞 お店の賃借料
🍞 パンを作る人のお給料
🍞 パンを販売する人のお給料
などがあります😊
このうち、商品の販売活動に必要な費用や企業全体の管理活動にかかる費用が販管費に含まれます。
商品そのもの(ここでは、パン)を生み出すための費用は含まれません。
先ほどのパン屋さんの費用でいうと、
🍞 お店の賃借料
🍞 パンを販売する人のお給料
が販管費に該当します。
お店の賃借料も、パンを販売する人のお給料も、商品(パン)の販売活動に必要な費用です。
一方で、その他の費用はパンの製造に関わるものであり、商品そのもの(パン)を生み出すためにかかる費用です✨(これを売上原価と言います)
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販管費の主な内訳を見てみよう
では、実際に販管費に含まれることが多い項目を見てみましょう😊
一番上の人件費は、もっと具体的な名称で記載されていることが多いです(種類が多いので、ここでは「人件費」と一括りにしています)。
バラエティ豊富な販管費ですが、業種によって主要な項目は異なります✨
たとえば…
製造業なら研究開発費、小売業なら地代家賃(店舗の賃借料)、化粧品業界なら広告宣伝費や販売促進費が大きくなりやすいですね😊
項目ごとに金額の大小の違いはあれども、いずれの業種も人件費の占める割合は大きい傾向にあります。
販管費の人件費には、販売員さんのお給料だけでなく、会社の管理部隊(総務やマーケティングなどの人員)のお給料も含まれるからですね。
販管費は決算書のどこ?その役割とは?
販管費は、損益計算書の中に登場します✨
その損益計算書のサンプルがこちら ↓↓(※ 営業利益までを表示しています)
科目 | 金額 | |
---|---|---|
A | 売上高 | 1000円 |
B | 売上原価 | 600円 |
売上総利益 | 400円 | |
C | 販売費及び一般管理費 | 300円 |
A-B-C | 営業利益 | 100円 |
: | : | : |
この中で、本業の商売活動から得た利益を表すのが営業利益です💰
営業利益 = 商売活動で得た収益(売上高)- 商売活動でかかった費用(売上原価 と 販管費)
このように、販管費は営業利益を構成する大切な要素なのです✨
たとえば、広告宣伝を手厚く行うと販管費が増えます。
この効果が出て売上高が伸びれば営業利益は増えますが、反対に、広告宣伝に見合った売上高の増加がなければ営業利益は縮んでしまいます💦
販管費は本業の収益性を左右する役割を持っているのですね🌟
昨今は人手不足で人件費が増加の一途をたどり(つまり販管費が増えていく)、利益が押し下げられてしまった企業も散見されます😢
販管費と収益性の関係は、売上高販管費率によって測ることもできますね😊
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まとめ
1.販管費(読み方:はんかんひ)とは、販売費及び一般管理費の略称である。
2.販管費とは、商品の販売活動に必要な費用や企業全体の管理活動にかかる費用のことであり、個々の商品やサービスにひもづけられない費用も含む。
3.販管費は、営業利益(本業から得た利益)を構成する大切な要素である。販管費の動向によって、営業利益が伸びたり縮んだりする。