いよいよ起業2年目を迎えたハニー姫🐰✨
いまだ売上のなかったハニー姫の会社に、嬉しいニュースが舞い込んできましたね😊
💫仕訳のキホン(意味・ルールなど)はこちらで解説!→★(全4回)
仕訳を作る前に要確認!売上によって増える2つのものとは?
商品が売れた喜びもつかの間…さっそくウリまるによる簿記のお話が始まりました😊
正解は…収益と資産です!
仕訳を作る時は、このように何が増えたか(減ったか)を把握するのが大切なんですね✨今回のケースで考えてみましょう。
つまり、今回の販売取引を簿記的に表すと…
🔸販売が完了したことで、50万円分の売上高(収益)が増えた
🔸その対価として、25万円分の現金と25万円分の売掛金(それぞれ資産)が増えた
ことになります😊
売上高は、本業から得られる収益ですね。
その対価として受け取った、現金と売掛金はいずれも資産の仲間です。
売掛金は、これから販売代金を受け取る権利のことです🌟
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いざ仕訳へ!売上高や売掛金は借方?貸方?
それを把握するために、まずは借方と貸方の基本を確認していきましょう😊
貸借対照表と損益計算書は、決算書として公表される前はこのように一体となった形(試算表)をしています(↓)
この決算書のうち、
🔸左パート → 借方
🔸右パート → 貸方
と呼ばれます✨
決算書として公表される時は、上図のピンク色の線で切り離すことで上が貸借対照表に、下が損益計算書に変わります。
(※貸借対照表の純資産には、ひと手間加えられます。詳しくはこちら→★)
ということは、貸借対照表パートには…
🔸借方 →資産
🔸貸方 →負債・純資産
が書かれ、損益計算書パートには…
🔸借方 →費用
🔸貸方 →収益
が書かれているのです😊
このような時、仕訳では収益(売上高)と資産(現金と売掛金)を借方・貸方のどちらに書けばいいのでしょうか?
これを理解するために、50万円の売上が計上された時の決算書の変化を見てみましょう✨
当年度が始まったばかりの頃、ハニー姫の会社の決算書はこのような形をしていました。
※1 新しい年度が始まったばかりなので、また貸借対照表のパートしかない状態です。
※2 分かりやすいように今回の取引によって出てくる売掛金・現金・売上高以外の勘定科目名は記載していません😊
↓ ↓ ↓ それを…
このように、収益と資産がそれぞれ50万円ずつ増えた形にできればOKなんですね😊
ということで、
もし、損益計算書の収益(売上高)を増やしたいのであれば、仕訳では収益のポジションである貸方に「売上高」と書きます✍
そうすることで、損益計算書の収益を増やすことができます。
決算書は仕訳の集合体ですからね😊
また、貸借対照表の資産(現金・売掛金)を増やしたいのであれば、仕訳では資産のポジションである借方に「現金及び預金」または「売掛金」と書きます。
すると、貸借対照表の資産を増やすことができます✨
では、次のパートから具体的な仕訳の形を見ていきましょう🎵
ここでお話しした仕訳と決算書の関係については、こちら(↓)で詳しく解説していますよ😊
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【売上高計上の仕訳①】現金を受け取った時
まずは、現金25万円を受け取った時の売上の仕訳です。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金及び預金(資産) | 250,000円 | 売上高(収益) | 250,000円 |
このケースでは、
🔹現金(資産)が25万円増えた
🔹売上高(収益)が25万円増えた
ことを仕訳で表すために、
🔹資産のポジションである借方に「現金 250,000円」
🔹収益のポジションである貸方に「売上高 250,000円」
を記載します。
【売上高計上の仕訳②】売掛金を受け取った時
販売代金25万円を売掛金として受け取った時の売上の仕訳です。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
売掛金(資産) | 250,000円 | 売上高(収益) | 250,000円 |
このケースでは、
🔹売掛金(資産)が25万円増えた
🔹売上高(収益)が25万円増えた
ことを仕訳で表すために、
🔹資産のポジションである借方に「売掛金 250,000円」
🔹収益のポジションである貸方に「売上高 250,000円」
を記載します✍
同じく売上債権の仲間である受取手形を受け取った場合は、上の仕訳の借方欄を「受取手形」に置き換えてくださいね💡
ここまで、現金25万円を受け取った時、売掛金25万円を受け取った時の仕訳を別々にご紹介してきましたが…
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金及び預金(資産) | 250,000円 | 売上高(収益) | 500,000円 |
売掛金(資産) | 250,000円 |
この真相は、後日(↓↓)明らかになるのです…😨
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まとめ
1.会計的な視点では、商品の販売が行われると、収益(売上高)と資産(現預金、売掛金、受取手形など)の2つが増える。
2.売上高(収益)を増やす時は、損益計算書での収益のポジションである貸方に「売上高」を記載する。
3.現金や売掛金(資産)を増やす時は、貸借対照表での資産のポジションである借方に「現金及び預金」または「売掛金」を記載する。