粗利・営業利益・当期純利益の「違い」をすっきり解決!

 

くま美
何となく知ってるフリしてたけど…「粗利」「営業利益」「当期純利益」の違いって何

 

こんな疑問を持っている方も多いはず!

今回は、「粗利」「営業利益」「当期純利益」それぞれの違いについて解説していきます🎵✨

 

5つの利益、そもそも何が違うの?

みんな利益の仲間です!

 

くま美
「粗利」「営業利益」「当期純利益」はどれも利益の仲間なんだよね❓

 

その通りです!

損益計算書には5種類の利益が登場し、「粗利(売上総利益)」「営業利益」「当期純利益」はその5種類の中に含まれます😊

 

この利益とは、企業がお金を増やす力(稼ぎ力)を表したものなんですね💰✨

以下の計算式によって、求めることができます✍

利益の計算式
 利益 = 収益 - 費用

 

 

このように、利益の計算には「収益」と「費用」という要素が使われますが、

くま美
収益とか費用とかよく分かんない💧

…という方はここではザックリと、

 収益=入ってくるお金

 費用=出て行くお金

というイメージで読み進めてみてくださいね😊

 

(※厳密には、収益≠入金、費用≠出金です💡詳しくは以下の記事をご参照くださいね)

これでカンペキ!「収益とは?」を基礎からマスターしよう♪利益・収入・売上との違いもわかりやすく解説

2019.04.02

【会計初心者必見!】費用とはどんな意味?種類や仕訳のコツもおさえちゃおう

2019.04.05

 

 

このように、利益とは、入ってくるお金(収益)から出て行くお金(費用)を差し引いて求めます。

そのため、利益は企業がお金を増やす力を表したものと言えるのです✨

 

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じゃあ、5つの利益は何が違うの?

「粗利」「営業利益」「当期純利益」はいずれも、企業がお金を増やす力を表したものであることが分かりました😊

 

くま美
じゃあ、それぞれの違いは何なの?

 

5つの利益の違いを知るために、もう1度、利益の計算式を見てみましょう!

利益の計算式
 利益 = 収益 - 費用

 

5つの利益はどれも、この計算式に沿って求めることができます。

ポイントは、計算式に使う「収益」と「費用」の範囲が異なるということです✨

 

くま美
…は、範囲!?💦

 

そうなんです😊

事業を発展させていくために、企業は多くの部署を設置し、幅広い活動を行っています。

「収益」1つとっても、商品を販売して得られる売上高から、投資先から受け取る受取配当金、土地を売却した時の固定資産売却益まで、その内訳は多岐にわたります💡

 

こうした「収益」と「費用」は、それらの性質に応じていくつかのグループに分けることができるんですね。

そして、5つの利益それぞれが持つテーマに沿うようにして、「計算式の「収益」と「費用」にどのグループを含めるか?」が決められているのです✍

 

この辺りを、次のパートで具体的に見ていきましょう!

 

 

粗利・営業利益・当期純利益の違いとは?

では、それぞれの利益のテーマを確認しながら、計算式に使う「収益」と「費用」には何が含まれるのかを見ていきましょう😊

 

粗利(売上総利益)

粗利(売上総利益)は、販売された商品そのものから生み出された利益を表します✨

そのため、計算に使う「収益」や「費用」に含まれるのは、商品そのものから生まれた収益・費用のみです。

 

① 収益

→ 販売された商品そのものから生まれる収益

商品を販売することで受け取る収益売上高

 

② 費用

→ 販売された商品そのものにかかる費用

販売された商品を仕入れたり作ったりした時にかかった費用売上原価

 

 

つまり、粗利とは、商品の売上からその商品の仕入代や製造代を差し引いた利益のことです。

粗利の計算方法

  粗利(売上総利益)

= 売上高(商品を販売することで受け取る収益)

- 売上原価(その商品にかかっているコスト)

 

【はじめて学ぶ】粗利とは?わかりやすく簡単に解説!計算方法や読み方も

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くま美
商品を売るためには、店舗を借りたり販売員さんを雇うお金も必要だけど…

 

確かに、商売をするためには、商品を仕入れたり作ったりする以外にもコストがかかりますよね。

ですが、くま美さんが挙げたようなコストは、販売する商品自体にかかる費用ではないので、粗利の計算では使いません💡

その代わり、次にご紹介する営業利益の計算で使いますよ🎵

 

 

営業利益

営業利益は、商品やサービスをこしらえ、お客さんに提供するまでの一連の活動によって生み出された利益のことを言います✨

つまり、本業全体の採算が取れているかが分かる利益なんです😊

 

そのため、営業利益の計算式に使う「収益」と「費用」には、本業の活動全体を通して生まれた収益と費用が含まれます。

 

① 収益

→ 本業で稼いだ収益

商品を販売することで受け取る収益売上高

 

② 費用

→ 本業の活動を通してかかった費用

販売された商品の仕入れ・製造にかかった費用、商品の販売活動にかかる費用、企業全体を管理するための費用

売上原価販売費及び一般管理費

 

営業利益の計算に使う費用には、販売する商品そのものにかかる費用に加えて、その商品をお客さんに提供するためにかかる費用も含まれます。

ここには、商品を宣伝する費用や、店舗を維持し、販売員さんを雇う費用だけでなく、その事業を運営している企業全体を管理する費用も含まれます💡

 

 

営業利益の計算方法

  営業利益

= 売上高

-(売上原価+販売費及び一般管理費)

 

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当期純利益

当期純利益は、企業が携わるすべての活動から生み出された利益です😊

 

そのため、当期純利益の計算式に使う「収益」と「費用」には、発生した「すべての収益」「すべての費用」を当てはめます✨

 

① 収益

→ すべての収益

売上高営業外収益特別利益

 

② 費用

→ すべての費用

売上原価販売費及び一般管理費営業外費用特別損失法人税等

 

「すべての収益」「すべての費用」には、本業以外の活動から発生した収益や費用も含まれます。

災害で被った損失や、そのために受け取った保険金などのような、異常時の収益・費用(損失)もすべて含まれるのです💡

 

当期純利益の計算方法

  当期純利益

=(売上高+営業外収益+特別利益)

-(売上原価+販売費及び一般管理費+営業外費用+特別損失+法人税等)

 

くま美
異常時の収益や損失も含まれているなら、会社の普段通りの姿がそのまま表れているとは限らないよね

 

そうなんです💡

通常は発生しないような収益や費用(特別利益や特別損失)も含まれてしまうので、「会社の持っている本来の稼ぎ力」というよりは、その年に実際に稼いだ結果を教えてくれるイメージですね😊

 

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目で見て理解!損益計算書でも違いが分かる ♪

今度は、視覚的にそれぞれの利益の違いを捉えてみましょう🎵

 

まずは、「粗利」「営業利益」「当期純利益」が登場する損益計算書をご覧ください✨

 

科目種類活動グループ計算方法
 売上高収益A
 売上原価費用B
 売上総利益利益A-B
 販売費及び一般管理費費用C
 営業利益利益売上総利益-C
 営業外収益収益D
 営業外費用費用E
 経常利益利益営業利益+D-E
 特別利益収益F
 特別損失費用G
 税引前当期純利益利益経常利益+F-G
 法人税等費用税金の支払いH
 当期純利益利益税引前当期純利益-H

 

このように損益計算書に登場する収益・費用は、活動の内容に応じて主に3つのグループに分けられます(表の「活動グループ」の列をご参照ください😊)。

①~③のグループはそれぞれ、

 ① 本業の活動

 ② 本業ではないが、毎年のように行う活動(臨時の活動は除く)

 ③ 突発的な収入や費用(損失)が生じた活動

によって発生した収益や費用(損失)です。

 

そして、損益計算書に登場する5つの利益は、その利益より上の行に書かれている収益合計から費用合計を差し引いて計算されます

 

たとえば、営業利益を見てみると、「① 本業の活動」グループの収益・費用が書かれたすぐ下に配置されています。

そのため、本業の活動全体から生ずる収益・費用から計算されることが分かります✨

 

粗利(売上総利益)の場合は、「① 本業の活動」の中でも、販売した商品そのものにかかった費用に特化した売上原価の下に配置されていますね。

 

一方、当期純利益は、損益計算書の一番下に書かれています😊

つまり、その期間の活動全体から発生した収益・費用から生み出されたものであることが分かります✨

 

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まとめ

1.「粗利」「営業利益」「当期純利益」はいずれも利益の仲間であるが、計算に使う「収益」と「費用」に含める範囲が異なる

2.販売された商品そのもから生み出された利益である粗利の場合、計算に使う「収益」「費用」に含めるのは商品そのものから生まれた収益・費用である。

3.商品やサービスをこしらえ、お客さんに提供するまでの一連の活動によって生み出された利益である営業利益の場合、計算に使う「収益」「費用」に含めるのは本業の活動全体を通して生まれた収益・費用である。

4.企業が携わるすべての活動から生み出された利益である当期純利益の場合、計算に使う「収益」「費用」に含めるのは発生した「すべての収益」と「すべての費用」である。

 

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